共通認識の集合体が「常識」であるならば、「常識」とは常に流動し続けている一つの時間であり時代である。 共通して認識しているからそれが正しいわけでは無く、流動する流れの方向が変わればそれまで常識だったものは「非常識」にもなりうる。 では、「認識」とはなにか? 人々が常日頃から視覚・嗅覚・味覚など五感で感じた思考が「認識」となる。ただし、認識とは曖昧な感覚であり人によって感じる波の大きさは様々である。辛さに強い人と弱い人では「辛い」という認識は大きくズレてしまう。 この様々な感覚が流水のように流れ、深くも浅くも向かう方向が認識であり、共通し集合したものが「常識」となる。 そんな川の流れを変えようと様々な形の意思を投じてみることが私にとっての表現であり「芸術」の本質なんだと思う。

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